自分は古い人間なのかもしれない。
インターネット最盛期である今の時代に、まあまあ全くと言うほどではないがそこまでネットに関する知識を網羅しているほどのハイテクさはない。
「百聞は一見にしかず」ではないが目に見えないモノほど恐怖を感じるのだ。
例えばネット上に公開されるプライバシーの情報。どれほど実績のある信頼できる大企業相手でも、
いざ自分の情報をネットを介して与えるとなると、少し躊躇することがある。
そんな古い人間をよそに、ネットの社会はどんどん発達していき、今では目に見えない情報の信頼どうのではなく、回線の早さ、エリアの広さ、など各企業が当たり前の様に他社を出し抜こうと切磋琢磨している。
自分の様な人間はもういないのだろうか?
いやそんな事はない。直接話をする人間などは知識のない人間の方が大多数だ。
もう少し我々の努力も必要なのかもしれないが、もっとより広く、多くの人々に愛される為にはどうしたらいいのか、それを考えて頂きたい。
速度でもエリアの広さでもセキュリティの硬さでもなく、もっともっと簡単なモノで受け入れ易いモノである事を。
声高に謳えるだけの簡潔さ、明解さ、そういった部分に力を注ぎ込む事で、
世界がより便利で、皆で同じレベルで共有できれば、ネットの理想の形なのではないかと思う。